「英語ってなんだろう」
つまりさ、ブログってのは恋愛と同じな訳よ。
日記をアップする。これは異性に対して「押す」ことと同義。
更新を休む。これは異性から「引く」ことと同義。
な?こうして言葉を置き換えると分かりやすいべ?
ブログってのはさ、まんま恋愛と同じな訳よ。
皆気付いてないけど、ブログやってる奴はすべからく恋愛してるワケ。
青春の真っ只中なワケ。
で、皆も知っていると思うけど、僕は押してばっかなワケな。
更新更新。毎日更新。家にいなくても佐野を使って更新。モバイル佐野。
でもさ、恋愛のプロフェッショナルは分かると思うけど、やっぱ押してばっかじゃダメなのな。
時には引かないと、逃げてく。魚、逃げてく。
で、振り返ってみて愕然としたよ。僕さ、11月16日からほぼ毎日更新してんのな。
狂ったように。のべ72本もの狂った日記を。
これじゃアカンと思ったのよ。
いや、自分でも大した押しの強さだと思うし、それはそれでイイコトだと思うよ。
でもさ、繰り返すようだけど、ブログってのは恋愛なのね。
LOVEなの。
相手あってのモノ。だから、こっちの気持ちばかりぶつけてちゃ、いけないんだって気付いた。
からだ、気付いた。
そういうことを考えたら、昨日は更新なんてできなかったね。
更に円熟した恋愛を営むため、ただそのために更新を休んだ。
辛かった。あんなに辛いのは生まれて初めてだった。
夜、ふと目覚めた。
いつの間にかパソコンのウィンドウに向かってる自分。
荒れ狂ったようにキーボードを叩く自分。
画面の背景は毒々しいワインレッド。
タイトルは−−−「すなめり」−−−!
「うわぁぁぁぁ!!!」
夜も夜中にそう叫んで、僕は布団を被った。
ダメなんだ…今日は更新しちゃ…ダメなんだ…!
ブルブル…ブルブル…。
シコシコ…シコシコ…(アッ!)
明けて今日。
皆様からのコメントも確認してた。
でもレスポンスはしない。
ここで押したら、先には進めない。
たぶん今頃、全国各地で
「なっ…!(パリーン)すなめりの更新がまだじゃないか…!一体…!」
みたいなやり取りが起きているんだ。
「えっ…!(ガシャーン)す、すなめりの更新が…ない…わ…」
「ねえお母さん、ご飯は?ねえお母さん、何で泣いてるの?」
「なんでもない、なんでもないのよ、ケメ子…」
日常生活を破壊するすなめり。でもこれもいたしかたないんだ、奥さん。
「ばあちゃん!ばあちゃーん!!」
「う…うう…熊吉……熊吉や……」
「ばあちゃん!ばあちゃん!なんだい!」
「す…すなめ…り……(ガクッ)」
「ばあちゃん!おばーちゃーーん!!!」
「ケメ子ーーーーーーー!」
生殺与奪権まで具備するすなめり。おそろしい。
で、さ。ここまでもの凄い引きっぷりを見せ付ければ、絶対みんな心配するわけよ。
アイツはどうしたんだ、と。
あのブロガーはどうしたんだ、と。
それはもう、メールボックスが
「はちきれちゃう!入んない!そんなに入んないヒギィ!」
って悲鳴を上げるくらい怒涛の勢いでメールが来るわけよ。意味分からんけど。
で、だ。そうやって心を鬼にしつつ、でも実際はウキウキワクワクチムドンドンとしながらメールと待っ
てるワケよ。そういう策士っぷりを如何なく発揮してた。
そんな感じだから、帰ったらもううがいとか手洗いとか、呼吸すらも忘れてメールボックスを開く。
荒ぶる心を抑えることなくメールボックスを開く。メールボックスをレイプしてるみたいだった。
まあここまで書いたら分かると思うけど、メールなんて来ないのな。
いや、来てたよ。確かに来てた。
リクナビ 2005
こりゃテロルだぜ。壮大なテロルだぜ。
何かさ、インテリメガネ達が、メガネの位置を正しながら
「ねえ、君さ、いつまでブログなんてやってるの?」
「いい加減現実を見つめようか、現実」
「ね、就職、とかさ」
なるほどねー。就職オーウェンフェアにいk
ってアホかー!
バカにしてんじゃないわよ。就職活動?リクナビ?
そんなもん勝手にやってればええねん。
僕はもう、進路は決めてるんだよ!
これから先のことは既に決まってるんだよ!
「ニート」っから内定もらってるんだよ!ニートに決まってるんだよ!
真剣にニート目指してるんだよ!半端な気持ちじゃないんだよ!
って、書いてみたところであんまり笑えないことに気付いたのでやめます。
どっかの学者か誰かが脳みそ振り絞って作り出した「ニート」って単語ですが、まあ格好良く言い
繕ったところでフリーターですからね。
「僕、なりたい!真剣になりたい!フリーター!」
って言っているようなもの。
「病院行こう、な?」
って肩叩かれるのがオチ。ヘタしたら親父に殺されかねない。
あまりこの話は膨らまないし、全国で一生懸命活動している就活生をあまりにも小ばかにした内
容なので閑話休題。
今日電車に乗っていたら、中吊り広告でこんなのがあった。
「もしあなたが英語を喋れたら?」
語学学校の広告らしい。その広告の下に色んな人の回答が書いてあるワケなんですが、それが
とってもファニーな内容だったのでご紹介します。
「世界中のデザートを食べてやる」 (女子大生)
何ていうか、今日びの女子大生の脳内はアバンギャルド過ぎて中々理解に苦しいのですが、英
語を喋れないとデザートが食べれないという事態が世界のスタンダードなのであればそれは悲し
みの極みと言わざるを得ないし、まあそんな事態はおそらく有り得ないので彼女はきっと英語を
喋れるようになって渡米、私がアメリケンのマッスルガイ達のデザートになるわぁぁん!という所信
表明だったと思えば僕の心も幾分落ち着いた。ビッチ。
「朝起きてそのままプールに飛び込めるような生活」 (サラリーマン)
例えば家内が、朝起きてすぐさま「ヒャッホー!」とか叫びつつプールに飛び込んだら、僕
はそのまま病院に連れて行きたい、今はそう強く願います。
「年収を100倍に」 (フリーター)
何ていうか、「俺はアイツより一億まん倍あたまがいいんだぜー!」とか叫んでいる小学生をふと
目の当たりにした、そんなレベルの悲しさ。まあでも、その夢は容易に叶うと思いますよ。0の100
倍は0ですし。
「宇宙ステーションで仲間はずれにならないようにする」 (カメラマン)
何ていうか、夢のレベルが大きいのか小さいのかちっとも分からない、というかこんな人は英語を
喋れてもどうせ仲間はずれにされる予感がプンプンします。
「アメ車」 (フリーター)
ば、バカなー!
いや、もうね、この回答には電車ないで思わず爆笑しかけた。もの凄い破壊力。
だってさ、だってだよ
「もしあなたが英語を喋れたら?」
っていう問いかけに対しての答えが「アメ車」ですからね。お前はどんだけヘレンケラーやねん。
彼が立派なアメ車になれることを、我がすなめり班は心から応援してます。アメ車て。
「本物のB-BOY」 (フリーター)
何ていうか日本のフリーターは天才揃いですヨ!
こんな宝石のような言葉がポンポン出てくるなんて…。
語学学校でカリカリ勉強してるB-BOYなお兄ちゃんを思い浮かべてみた。
「ヘイ、ヨー」
「違いますよ五郎くん!それはヨー!じゃなくてユー!って読むの!YOU!分かった?」
「…チェケラ」
頑張れ、五郎。
その他にも「迷惑メールを訳したい!」とか「電車ではしゃぐ外人に説教をしたい!」なんて、日
本人のアナルの小ささをモリモリ露呈するような発言の目白押し。本当にこの学校はPRをしたか
ったのかすら疑問に思えるほど。いや、面白かったけどさ。
ちなみに僕が英語を使いこなせたら、英語ですなめりを更新します!
「YINLING is of joytoyyyyyyyyyyyy!!!」 (インリンはオブジョイトイィィィィ!)
あんまり変わらないんですけど。
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